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誰にでも訪れる更年期を穏やかに過ごすために
更年期の定義をご存じですか？
更年期とは閉経の前後5年間ずつ、トータル10年間もの長きにわたる期間を指します。
日本人の平均閉経年齢は約50歳。
つまり45歳～55歳までが更年期と呼ばれる時期になる方が多いようです。
しかしあくまで平均年齢であって、実際の閉経の年齢は人それぞれです。
実際に閉経を迎えてはじめて自分にとっての更年期という期間が後付けで分かるということになります。
更年期と聞くと心身に不調を伴うものとイメージされる方も少なくないと思います。
更年期は女性ホルモンが緩やかに減少するのではなく、激しくアップダウンを繰り返していきます。
その女性ホルモンの急激なアップダウンが心身の不調を引き起こすのが更年期症状です。
人それぞれの更年期ですが、少しでも穏やかに過ごせるように
40代になったら少しずつ更年期を迎えることを意識した準備をしておくことが大切です。
更年期を穏やかに過ごすための準備
① 睡眠時間を増やす
日本人女性の更年期症状は欧米の女性に比べ、メンタルの不調を感じる方が多いそうです。
メンタルの不調を引き起こす要因として考えられるのが睡眠不足です。
仕事や子育てに追われてつい削りがちな睡眠時間ですが、
更年期世代を意識し始めたら時間の使い方を少し自分中心にシフトすることも大切です。
② 運動習慣
更年期世代は女性ホルモンの減少から肝機能の低下が起こりやすくなります。
肝臓は脂肪の代謝にかかわる臓器なので、必然的にこの年代から太りやすくなってしまいます。
また、筋力の低下・筋肉の柔軟性も失われていきますので、
有酸素運動・筋力アップのトレーニング・ストレッチをバランスよく取り入れられるヨガなどがおすすめです。
今まで運動習慣がなかった方は１日15分からでも少しずつ運動習慣をつけるようにしましょう。
③ 食習慣
女性ホルモンを補う食品として大豆(イソフラボン)を積極的に摂ることも効果的と言われていますが、
ピンポイントの栄養素だけではなくバランスの良い食事で適正体重を保つことが大切です。
更年期世代にさしかかったらＢＭＩ２２を上回らない体重を維持するように心がけましょう。
また、痩せすぎている方は適正体重に増やす努力もしておきましょう。
閉経を迎えた後は脂肪がエストロゲンを作ってくれるためです。
脂肪は多すぎず、少なすぎず適正量を保てるように体づくりをしておくことが大切です。
女性ホルモンの減少・更年期は女性に等しく訪れるものですが、更年期症状がなるべく引き起こされないよう
健やかに、穏やかに過ごせるよう少しずつ体づくりをしていきましょう。